40代で久々の転職活動。採用面接に相応しいファッションがわからない……
もしかすると10年、20年前の常識がアップデートされていないかも。
面接担当者からは大人として良い評価を得たいですね。服装に迷いがあると気になって面接に自信をもって臨めないなんてことも。見た目でマイナス評価をもらわないよう、面接に相応しいファッションを確認しておきましょう。
40代女性の転職面接
新卒のときの面接スタイルといえば、リクルートスーツに肩掛け可能な形の崩れないバッグ、シンプルなヒール太めのパンプスにストッキング。お決まりの姿で企業を回った方も多いのではないでしょうか。
40代女性が同じ姿をしていたら、子供っぽい印象や時代に取り残されたような残念な印象になってしまうかもしれません。体型が変わらないため、昔のスーツも着ることができてしまうといった方は特に要注意。
大人の面接ファッションには、わかりやすい正解はありません。就職先のイメージに合うかしこまった服装であれば幅広くOKなのです。
それでは、スーツ・小物選びの押さえたいポイントをみていきましょう。
スーツは落ち着いた色 ジャケットは必須
スーツ
スーツの色は、黒、ネイビー、ベージュといった落ち着いた色を選びましょう。
ボトムスはスカートでもパンツでもOKですが、スカートの丈は膝が隠れることはマストです。40代で膝小僧を出すと老け見えするのでNG。面接では、若々しい印象を狙いたいですね。
ジャケットは必須ですが、きちんとしたビジネスの場に出られるような姿であればセットアップでなくても構いません。ジャケットに合わせるボトムスを悩むようならコストはかかりますが、セットアップにしておく方が一発で決まるのでラクできます。
面接でしか使用しないのでコストを抑えたいという方には、ユニクロやプラステがオススメ。買いやすい価格帯のものも、ジャストサイズを選べば素敵に決まります。おしゃれなダブルのジャケットを多くのブランドで見かけますが、偉そうな印象を持たれやすいダブルは面接では避けた方がいいでしょう。
インナー
ジャケットの中に着るインナーもかしこまったビジネスシーンに相応しいものであれば、シャツ・ブラウス・カットソーなど、何を選んでも問題ありません。色も落ち着いた色合いであれば、白でなくてもOK。ジャケットの襟とインナーの相性があるので、当日を迎える前に鏡の前で試着してみましょう。
ここで40代が気をつけたいポイントがあります。色は白を選んでおけば無難のような気がしますが、白の色合いによっては顔色がくすんで見えるものがあるので注意しましょう。
私は手持ちのものがなかったため、プラステでお店の方に見てもらいながらスーツのセットアップ、インナーまで一気に揃えました。
靴・バッグ・アクセサリーといった小物類
靴
シンプルな革素材を選びましょう。間違いないのは、黒でヒールが高すぎないパンプス。
きちんとした見た目であれば、ヒールは低くても問題ありませんが、スニーカーはふさわしくありません。
バッグ
シンプルなデザインで落ち着いた色合いの革素材が良いでしょう。
小さすぎるバッグはビジネスよりも遊びのシーンが連想されます。資料をもらう可能性もあるので、A４が入るサイズにしたい。
大人女性の転職活動では、新卒のときのようにバッグ自体が自立しなくても問題ありません。また、通勤ファッションでリュックは当たり前になってきていますが、面接の場でリュックはカジュアルすぎる印象です。
アクセサリー
アクセサリーは小さなものであれば着用OKです。動きがなく、音が出ないものを選ぶようにしましょう。相槌を打つたびに揺れるピアスは、落ち着きのない印象を与える可能性があります。
メガネはオシャレ過ぎないものを着用したい。丸い形や太さのあるフレームはふさわしくない場合があります。スーツとのバランスを鏡で確認しておきましょう。
オンライン面接の服装
コロナ禍を経て面接をオンラインで行う企業が増えました。周囲の音の影響を受けやすいカフェなどは避け、インターネット環境が安定した静かな自宅で受けるのがベストです。
自宅となると服装に迷うところですが、対面の面接と同じようにジャケット着用で臨むのがおすすめ。面接担当者がジャケット着用で自分自身がノージャケットだと、気後れしてしまいそうです。見えないからと言ってボトムスを部屋着で済ますのは控えましょう。PCが動いたはずみでカメラがずれることもあるかもしれません。服装が整っていないと姿勢にも表れますので、自宅といえども割り切ってボトムスまで整えたい。
背景も印象を左右しますので、おしゃれすぎるものは避けて実際の背景をフィルターでぼかすくらいがおすすめです。肌色調整はもちろん使いたい。
転職エージェントは服装の相談もできる
服装に悩んでしまう方は、転職エージェントでアドバイスをもらうのと良いでしょう。個別に質問ができますし、客観的な意見をもらうこともできます。面接の成功と失敗のパターンを数多く見てきているので、相談に乗ってもらえることは心強いですね。
転職エージェントでも求人の取り扱いに得意不得意があります。40代の転職では、自分にあったエージェント選びが肝心です。
まとめ
身だしなみで印象を損なうマイナス評価になることはありますが、身だしなみによって点数が加算されることもありません。ビジネスの場に相応しい装いで自分らしさをアピールできるように、自分を後押ししてくれるような服装で面接に臨みましょう。
